『Ripley's Believe It or Not! Museum』でお馴染みの毛皮マス
世界の珍品博物館『Ripley's Believe It or Not! Museum』でお馴染みの毛皮マス 世界の珍品を集めた秘宝館風の博物館『Ripley's Believe It or Not! Museum』でお馴染みの毛皮マス。 毛皮マスは実在しない生き物で、水カビが生えたマスがその正体とされます。 毛皮マス 水カビが生えた金魚 偽物ではありますが、毛皮マスは可愛い容姿が受けて人々から愛されており、日本のツチノコ騒ぎのノリでエイプリルフールには目撃例や捕獲例が出て世間を騒がせます。 もっともらしい解説 全身にびっしりと毛が生えている毛皮マス(Fur-Bearing Trout)、別名ビーバートラウトは寒さに対応するために独自の進化を遂げた種である。毛皮マスが生きるのは北アメリカ北部の極寒の湖で、17世紀にカナダに移住したスコットランド移民によって発見された。 毛皮マスは Artikdander 属 に分類され、3つの種から構成される魚種で、寒さに対応するためには体表を厚い毛皮で覆う様に進化したとされる。毛皮マスは冬の終わりには毛皮を脱ぎ捨てるとされ、冬の訪れと共にまた毛皮が再生される。 非常に珍しい魚で生息数も少なく、捕獲されることも滅多にない。というのも、毛皮の生えた時期の湖は氷で覆われるため大規模漁ができないためで、ごく稀に氷穴釣りのシーズンに釣り上げられる。 北アメリカの五大湖地域ではこの珍魚が珍重されており、捕獲されると剥製にされて家の壁に掛かっているケースが多い。 記録に残る捕獲例 関連記事 レミングの集団自殺 カメムシじじい 北海道のスナック菓子キツネ